ずーーーーーーーーーーーと
自分を変えたい!自分を変えたい!自分を変えたい!
自分の人生を良くしたい!
自分の人生を良くしたい!自分の人生を良くしたい!
と思ってきましたが全然何も変わりませんでした。
というのも自分を変える行動はできなくて
いつもと同じ行動しかできなかったからです。
(動画でも話しています)
■仕事に行く→真っすぐ帰る。
■ご飯食べにいく→いつも行った事ある慣れたところ
■遊ぶ→いつも同じ友達とカラオケかスーパー銭湯
自分の人生を変えたいと言いつつも
全く同じ行動しか取れませんでした。
「精神異常とは、同じ行動をし続けて、
別の結果を期待することである」
という言葉があります。
つまり僕は精神異常だったという訳です(笑)
行動を変えてないのに違う未来を期待するなんて…
じゃあなんで行動を変えられないのか?
変える必要があるのはもちろん分かっていたけど
変えられない…
そういう人は多いと思います。
その理由は、人間には現状維持装置みたいな
ものがついているからです。
人間も動物もそうですが究極的に何が
一番大事かというと「自分の安全」です。
誰でも安全が脅かされる所には行きたくないですからね。
という事は多少現状に不満があったとしても
結局はそこは安全で安心なんです。
安心領域だからそこからなかなか
抜け出すような行動ができないんです。
これは自分がダメな人間とか無能だとかじゃなくて
そういうプログラミングがされているんです。
お風呂で例えれば、
10℃の水も50℃のお湯も絶対に
入ってられなくてすぐに飛び出します。
それは現状が安心できない領域だからです。
ところが38℃くらいのぬるま湯だと心地よくて
安心できる領域です。だからずっと入ってられるんです。
前にスーパー銭湯に行ったときも
ある一つの湯船だけメチャクチャ混んでたんです。
なんでかなって近寄ってみると温度が38℃くらいでした。
実際自分も入ってみたら中々出られませんでした(笑)
これこそ「ぬるま湯理論」ですね。
そして悲しい事なんですが自分が安心できる領域では
あまり成長が望めないという事です。
自分を変えたいとか、良くしたいって時には
必ず未知の領域に踏み込む事になるので
恐怖を感じるのが普通なんです。
自分の安心が必ず脅かされるんです。
「恥ずかしい思いしたらどうしよう」
「お金を失ったらどうしよう」
「人を怒らせたらどうしよう」
などなど色々な安心できない要素が現れるんです。
例え直接的に命に関わらなくても
精神的ショックで立ち直れなくなったり
金銭的損失で生活が脅かされたりと
間接的には命に関わってきます。
そういったものから本能が守ろうという
働きがあるんで中々人間は変われないんです。
そう考えると恨めしくも思うこの現状維持機能ですが
全く無意味かというと、そうではなくて必要な機能でもあるんです。
例えば高速道路を平気で歩いて横断できたり、
全然知らない怖いお兄さんにホイホイついていったら
絶対に危険な目にあう可能性は高いですよね。
速攻で命が脅かされるの(笑)
だから機能は自分を安全な現状に留まらせて
守ってくれるありがたい存在でもあるわけです。
けれども時に足かせになるので
この現状維持機能、仮に人だとしたら
「現状維持機能くん」にこれから行う新しい行動は
大丈夫だよ、安心だよって事を伝えないといけない。
例えば新しい仲間が欲しいって時には
人と集まる場所に苦手と思っていても
出かけないと仲間は増えないし人とも出会えません。
でもうまくコミュニケーションが取れない、
恥ずかしい思いをすると思ってしまうと、
たちまち現状維持システムが自分を守るために
「そんな場所には行かない方がいい!」
と指令が出されるために行動ができなくなる。
そんな時は多少恥ずかしい思いをしても、
新しい仲間に出会えるかもしれないし、
新しい発見もあるだろうと思えば現状維持システムも
「なるほど、生命は脅かされそうにないな。じゃあ行っていいよ」
みたいな感じでスムーズにある程度行動が取れる。
実際に今の日本で生命が脅かされる状況なんて滅多にないです。
だから自分を変えられない、挑戦できないのは
言ってしまえば現状維持装置という
脳に支配されてしまっているんです。
確かに何か新しい事をすると恥ずかしい思いをしたり、
心が傷ついたりする事も多いですが
肉体までズタズタになるのは殆どないです。
結局どんな行動も一緒で何を恐れているのか?
どんな不利な事が起こりえるのか?
というのがしっかり分かれば(書き出してみれば)
意外とたいした事がないって事に気づきます。
つまり現状維持システムと喧嘩をして
根性でなんとかしようとするのではなくて
現状維持システムを人間に見立てて
上手く彼を納得させると自分を変える行動が
取れるんじゃないかと思います。