こんにちは、キタムーです。
今回は親は間違っている、親の言うこと聞くな!
と言う事について書いていきます。
キャッチーさを出すために若干過激にしましたが
・親のことを嫌いになれ
・親を無視しろ、邪険にしろ
と言う意味ではありません。
そこは勘違いしないで読んでいただきたいなと思います。
でも基本的に親の言う事は聞かないほうがいいです。
そう思う理由が5つあるので
順番に書いていきたいと思います。
(動画でも話しています)
Contents
自分の人生は自分で決めるべき
まず1つ目。
自分の人生は自分で決める。
自分の人生なので自分の判断で決める必要があります。
当たり前ですが人生は一度きりです。
その大切な人生の選択を親に委ねてしまって良いのか?
と言うと良くないですね。
なので基本的には自分で決めると。
よく親が反対するから、心配するから、
やめておいた方がいいからと言われ諦めました…
みたいな事を言う人がいます。
それで結果として本人が納得してるなら全然良いとは思います。
でも、往々にして人に選択肢をゆだねてしまって
上手く行かなかった時は人のせいにしたくなるものです。
例えば、ある女性が彼氏のA君との
交際や結婚を親に反対されているとします。
結局親の許しがもらえなかったので
結婚できず破局する事になりました。
そして数年後、別の男性B君と交際して結婚する事になります。
今回は親もその彼氏の事を
気に入っているようでめでたく結婚できました。
子供もすぐに生まれて幸せな結婚生活です。
しかし結婚後すぐに夫婦関係に
ヒビが入っていまい離婚する事になりました。
そうなった時に
「あーあの時、親の反対を押し切ってでも
A君と結婚していたら違った人生になったかもしれない…」
と考えてしまいたくなるものです。
何故なら自分で選択して間違えたならば
仕方がないとまだ納得できます。
ですが人に委ねて嫌な結末になった場合
どうしても人のせいにしたくなります。
もちろん、全員ではないですが高確率で思ってしまいます。
生物的に親より子供の方が優れている
2つ目に生物学的な観点から言うと
後から生まれてきた生物の方が
遺伝子として優秀ということです。
これは残念ながらそういうものです。
人間と言う生き物は常に進化しています。
もし退化に向かっているなら
もっと早くに人類は滅亡しているはずです。
なので後から生まれてきた人間の方が基本的には優秀と言えます。
当然、肉体や精神も優れています。
40代より20代の方が若くて頭の回転が
速くて力があるのは当たり前です。
(もちろん例外はありますが)
誰しも認めたくないですが
20代をピークにあらゆる面で下り坂に突入します。
そのスピードは本人の努力次第で
遅くなりますが基本的には衰えていきます。
そういった意味でも子供の方が優秀なのです。
でもだからと言って親の存在が
不要なわけじゃもちろん無いです。
子供だって間違えますし失敗し傷つくこともあります。
そういった時に優しく手を
差し伸べてあげる存在が理想かなと思います。
親の役割というのは子供の失敗をゼロにして
100%成功する道を事前に教える事ではないです。
もし親が100%失敗しない道を知っていて
常にあらかじめ子供に教えてあげる。
そして失敗しない人生を子供が送ったとして
果たして幸せでしょうか?
そこに成長はあるんでしょうか?
仮に親がいる間は失敗しないでうまくいったとしても
親がいなくなった時にどうするんでしょうか?
いきなり失敗した時の挫折感は半端じゃないと思います。
人間は傷つきながら少しずつタフになっていくのに
最近は過保護すぎる育てられ方をされるので
もろくなっている気がします。
(この辺りは「5.過保護や過干渉に育てられると
自信が持てない人間になる」でより詳しく書いています。)
体罰とか怒鳴りまくるのもダメですが
甘やかしすぎるのもダメです。
もちろん幼稚園や小学生ぐらいまでは
ある程度はべっとりの関係でもいいのかもしれません。
逆に幼少期から厳しくしすぎると
「愛されることへの欠乏感」を植え付けられ
大人になると「愛されることへの渇望」を感じやすくなります。
でもある程度大人になってくると親は子供に対して
しゃしゃり出てはいけないと思います。
そうじゃなくて援護射撃ですね。
後方から援護射撃を与えてあげるようなスタンスが1番良いと思います。
子供が親にアドバイスを求めて来たら親身に答えてあげる。
あとは「あなたの事を気にかけているのよ」という素振りを見せる。
(口うるさい言うのは逆効果)
聞かれてもいないのに先回りして答えたり
子供がやりたい事に対して最初から、
「無理だ」とか「やめておいたほうがいい」
みたいな感じで言ってしまうと
子供の可能性が潰れるだけじゃなくて心も歪みます。
親子はなかなか理解しあえないから学びがある
3つ目に親は子供のことをなかなか理解できないです。
その逆も同じで子供もなかなか親を理解できません。
なぜ理解できないかと言うと
上記で書いたような生物的な差もありますし
愛するが故にという部分もあります。
親というの基本的に子供を愛しています。
親からの暴力で苦しむ家庭もあるので
100%では無いですが多くの親は
子供を大切にしているし愛していると思います。
人間としてプログラミングされているし、
そうだと信じたいです。
しかしこの愛情が仇になることも多いですね。
つまり親が子供のことを大切に思うあまり…
愛するあまり皮肉にも
子供の人生を邪魔してしまうということです。
これは結構なケースであると思います。
親が子供に対して何かを反対する時
当然不幸になって欲しいわけじゃありません。
親からしてみたら子供に危険なことや
自分が知らない事はして欲しくないわけです。
人間の感情は未知なる物には恐怖に感じる性質があります。
これも遺伝子に組み込まれています。
何故かと言うと知らないものに対して
恐怖を抱けないと生き延びれないからです。
原始時代とかを想像して欲しいんですが
全然知らないような生物に躊躇なく近づいたら
一瞬で殺される可能性も高かったわけです。
だから知らない事に対して
人間は恐怖を感じるようにできています。
でも子供が理解できるんだったら
親も知れば別に怖くないし反対しないでしょ?
と思うかもしれません。
実際僕もそう思います。
でも現実的には親と子供は年齢が離れています。
だから今まで生きてきた上で
身につけた常識や価値観が大きく違います。
これが大きな原因の1つだと思います。
つまり理解できることや世界観、共通言語が全く違うので
子供の言うことを親が理解できにくいわけです。
(逆も一緒です)
誰だって今まで信じてきた常識が違うと
全否定されて気持ちのいい親はいません。
例えば昔の時代は一流企業に就職したら
一生安泰みたいな常識があったわけです。
もちろん今はそんなものは古ぼけた常識に過ぎません。
大企業だろうがなんだろうが潰れます。
でも親の世代はそう教育されてきたので
その常識を捨てきれない人も多いと思います。
あ、親と言っても世代によって変わるので
現在20〜30代の親御さんは違うかもしれません。
40代〜60代ぐらいの親御さんは大企業で
正社員になったら安泰と言われていた世代じゃないかと思います。
(詳しく調べたわけじゃないので間違ってたらゴメンナサイ)
あとは私は親なんだという自負もあると思います。
親としてのプライドというか。
私は親なんだから子供より色々知っているし、偉い。
こう思いたくなる気持ちが子供への理解を
遠ざけている面も絶対にあると思います。
このプライドは持っていても良いと思いますが
それが強すぎると子供を理解しにくくなりますね。
それらに加えて、時代背景も全然違っていたりします。
そこでいざこざが起きてしまうわけです。
例えば、携帯電話やスマホ。
学生の頃からスマホなんて持たせたくない!
と考えている親がいるとします。
僕もどちらかと言うとそういう考えです。
子供の頃からネットの世界に触れすぎるより
もっと外で遊んだ方がいいよなとは思います。
でも、今の時代学校でスマホを持っていない
と会話についていけなかったり
仲間外れにされる可能性もあったりします。
そういう流れが押し寄せている中でいつまでも
スマホは良くないと決めつけてしまうのは
軋轢が生じてしまう原因にもなります。
もう一例出すと、先ほどの大企業の話。
既に一流企業に就職したら定年まで安心
みたいな神話は崩れているのに
子供にお受験コースを強いる親もいます。
「とにかく子供をいい大学に入れて、いい会社にいれなきゃ!」
みたいに躍起になっている親です。
子供が納得してやっているなら良いですが
無理やりやらされているなら
子供の心が歪む原因になりますね。
これは先程書いた親の愛情が仇になるケースですね。
子供に安定した道や人生を歩んで欲しい
という思いからだと思います。
(まぁ中には「私の子供は一流企業に勤めているのよ〜」
という自分のエゴや見栄のための親もいるかもしれませんが…)
個人的には非常に悲しいですね。
親は確かに子供の事を思っている、愛しているゆえの行動。
なのにお互い傷つくパターンですね…
色々と例を出して書いてきましたが
わずか数十年で自分が信じてきた
常識や価値観が全然変わってしまったりします。
そんな状況で「私達が子供の時代はねぇ〜」
と説教じみたスタンスで接しても
お互い理解できるわけがないです。
親子は離れる宿命に…
4つ目の理由ですね。
悲しいことに最終的に子供と親は
離れなきゃいけない宿命にあると思います。
親離れ&子離れですね。
でも今の時代は親離れも子離れも
できていない人が多いと思います。
何か偉そうに言ってるように聞こえるかもしれませんが
僕自身がずっとそうなので気持ちが分かります。
僕自身が親離れできないし、僕の親も子離れできない…
お互いが依存のような関係でずっと生きていたので。
けれどやっぱりそれじゃあ双方が成長できないんですよね。
何か宿命的に親と子供は深い部分では
理解し合えないように出来てるんじゃないか
とも思ったりします。
何故か?
そこで完全に理解しあえてしまったとしたら
親離れも子離れもする理由がなくなるから
なんじゃないかと勝手に思いますね。
もっと言うと成長できないから。
なので何回か書きましたが親や家族は
ホームグラウンドのような存在が理想なのかなと。
いつでも困った時には頼れるけれど
必要以上にはベットリしない。
もちろん、人それぞれ考え方があるので絶対だとは思いません。
アメリカとかだと家族を1番に考えますよね。
恋人とのデートよりも家族で集まる時間を大事にする。
そんな風潮がある気がします。
それはそれで文化の違いだし
考え方の違いでもあるので
いいんじゃないでしょうか。
それより最終的に問題だなと思うのは
親離れできないと言う事です。
何故かと言うと親の言うことをずっと聞いていたら
親から離れられないし本当の意味で自分の人生を送れない。
最近だとモンスターペアレントや
ヴァンパイアペアレントと言う言葉もあります。
モンスターペアレントはわかると思いますが
名前の通りモンスターのような親ですね。
一方のヴァンパイアペアレントと言うのは
子供のエネルギーを吸い取る吸血鬼のような親のことです。
過干渉や過保護な親もこれにあたるかと思います。
ヴァンパイアペアレントについては
また別の記事で書こうかなと思います。
過保護や過干渉に育てられると自信が持てない人間になる
最後に5つ目の理由ですね。
「過保護や過干渉に育てられるとたいてい自分に自信が持てない人間」になる。
この話も書いておこうと思います。
過保護や過干渉に育てられると何故自信が持てなくなるか?
自信というのは自分を信じるという事です。
けれど何でもかんでも親がやってしまうと
自分で決定した、自分の力だけで何かを成し遂げた!
という体験が著しく少なくなります。
だから自分の力を信じられなくなる
=自信が持てなくなります。
これはかなり重要な事です。
そしてこの状態がもっと進むと無価値感に襲われるようになります。
- 自分には何も誇れるものがない
- 自分には能力がない
- 自分の人生を生きていない
- 自分には自分の人生を変える力がない
こんな風に諦めモードのような状態が
人生を通して続いてしまう可能性があります。
具体例を出した方が分かりやすいので
過保護と過干渉について1つずつ合計2つ出します。
過保護
まずは過保護についてですが
僕自身がメチャクチャ過保護に育てられました。
服とかも20歳過ぎる頃まで
親が勝手に買ってた記憶がありますし
20歳過ぎてもお小遣いとかをもらってました。
しかも金が無くなると「ちょうだい〜♪」
と言うと1万円札をくれる感じです。
正直そういう風に育ってきたので
それが当たり前だと思っていました。
だからあまり疑問も抱きませんでした。
そういうものなんだみたいな。
あ、ちなみに別にうちの家庭は金持ちではないです。
中の中という感じです。
金持ちじゃないけど金に深刻に困ることはない
というイメージですかね。
でも僕自身はまるで金銭感覚のない人間に
育ってしまい大人になってから超苦労しました(笑)
(いや現在進行形でまだ苦労してる)
それに関しては親も素直に失敗と過ちを認めていましたね(笑)
「私が甘やかしすぎた…」と。
まぁ、結局悪いのは当然僕ですけどね。
他にも欲しいものがあれば
何でも買ってもらっていた気がします。
そのせいで…いや、親のせいにするのは嫌ですが
我慢のきかないワガママな人間にもなってしまいました(笑)
ちなみにこれに関しても親が自分で非を認めてましたね。
「私が甘やかしすぎた…」と(笑)
過干渉
次は過干渉の具体例ですね。
これは僕が昔付き合っていた彼女がそうでした。
20歳を過ぎても門限があるし
バイトすら禁止されていると言ってました。
毎月6万円くらいお小遣いをもらっている。
お小遣いあげるから働かないでと言われていたようです。
さらに出かける時はどこに出かけるのか
いちいち詳細に報告しないといけないとか…
(大人になってもですよ)
ここまで行くとまるで子供を
所有物のように考えている気さえしました。
その彼女も全然自信がない感じでした。
そして心が歪んでいてかなり病んでました。
最初は全然気が付かなったんですが
付き合うにつれていきなりキレだしたり
ヒステリーになったり。
とにかく情緒不安定でした。
過干渉だけが全ての原因と言い切るのは微妙ですが
1つの原因であるのは間違いないと思います。
過保護よりも過干渉の方が精神的な闇が深い気もします。
あと、人間は誰しも自分の力で何かをやったぜ!
という感情を絶対に感じたいわけです。
親の助けも時にはありがたいですが
毎回過保護にされたりに過干渉にされたりすると
自分に自信なんて持てるわけがないです。
余談ですが僕は幼稚園でスポーツ教える仕事も週1でしてます。
そこで子供たちと触れ合って感じるのは
些細な事でも出来れば大喜びするし
出来なかった事が出来るようになれば
別人のように輝きます。
例えば縄跳びが全然飛べなくて
自信をなくしてふさぎこんでいた子がいました。
でも、やり方を教えてあげて出来るようになると
「先生できた〜〜!!!」
と大喜びで駆け寄ってきました。
この時に感じたのは子供も大人も一緒だなと。
やはり自分の力で何かが出来るようになる、
つまり成長すると嬉しいんだなと。
そんな成長して喜んで自分に自信を育む機会を
過保護や過干渉は奪っちゃうんじゃないかと感じました。
と言ってもですね、親を恨んでも仕方ありません。
繰り返しですが悲しいことに大抵の親は
子供のために良かれと思っている事がほとんどです。
きっと無自覚に近いのではとさえ思います。
だから親のせいにしても始まりません。
僕も昔は親の事を嫌ったり恨んだりして
親のせいにしまくっていた時期もありますが
全然生産的じゃないです。
そして親ごと変えるのも
親の性格を変えるのも無理な話です。
結局のところ非常に苦しいですが
自分自身を変えていくしか無いです。
甘やかされて育つと周りからは
「楽でいいよね〜」と思われがちですが
本人としてはかなり人生苦しいです(笑)
超しんどいです。
何回死にたいと思ったことか…
やる気が湧いてこないのも
過保護や過干渉と無関係ではありません。
この話をすると記事が終わらないのでここでは書きません。
ちなみにこの記事を書くのに3日くらいかかってます(笑)
そろそろ終わりにしようと思うんですが
ドンドン膨らんで気がつけば7000字超える感じですね…
でも、もう本当に終焉に近づいてるのでご安心ください(笑)
話がそれましたがこれらの事から分かるように
親の教育は優しさだけでもダメ、
厳しさだけでもダメという事ですね。
(う〜ん難しい)
そして子供の方も過保護や過干渉な親
(または毒親)を持ったのであれば
それに負けないように自立心を強く持って
流されないような努力は必要かなと思います。
僕自身が体験してるので口で言うほど簡単ではないです。
それでも親のせいにしても成長しないし
自分を諦めても投げやりになるのも辛すぎますからね…
まとめ
親の言う事は聞くなとタイトルに書きましたが
何1つ聞くなという意味ではありません。
先人の知恵という言葉があるように
経験を重ねた年長者だから分かる事もあります。
最終的に僕が言いたいのは
親がクソだからいらない
と言うわけじゃ当然ないです。
親子が理解し合うにはお互いが
お互いを理解し歩み寄ろうよって事です。
互いに自分の主張をぶつけあっても争いが起こるだけ。
これは夫婦関係も同じかもしれませんね。
僕は結婚してないし断定はできませんが
客観的に見ているとそんな気がします。
まぁ親子も夫婦も友達のように楽な関係ではないのは確かです。
スピリチュアル的にも学びの関係なのは間違いないでしょう。
そしてこれまで書いてきた事は
主観も入っているので絶対的な事ではないです。
ですが参考になれば幸いだなと思います。
PS.
僕は結婚もしてないし、子供もいないのですが
そんなやつに何がわかる。
偉そうに書くなと思われた方、ゴメンナサイ。
先に謝っておきます。
でも子供としての立場からしか書けないですが
僕が人生を通じて感じた事を書いたつもりです。
結婚する気もないし、
子供も欲しいなと思った事はありません。
ですが仮に結婚して子供を持つ親になったら
相当しんどいだろうなと思います。
親側の立場になって初めて分かることがある事は重々承知しています。
その責任の重さを受け止める覚悟が無いから
親になろうと思わないんだと思います。
なので世の中の子を持つ親御さんは
本当に凄いなと思い尊敬しています。
いや、口先だけじゃなくて本当に思います。
特に幼稚園で園児と触れ合うようになって思いましたね。
親って想像を超上回るレベルで大変だと。
うん、絶対に自分ではこの重大な役目は務まらない。
そう感じました。
だから自分は自分の生き方に徹しようと決めました。
と言う事で超長文を最後まで
読んでいただきありがとうございました。
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